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広田 耕一; Parajuli, D.
no journal, ,
バイオマスを利用した貴金属吸着材の開発を目的に、非熱平衡プラズマの1つである電子ビームを利用して、架橋リグニンにエチレンジアミンを付加し、その機能性を化学的に得られたものと比較した。その結果、電子ビームを利用することにより、pH1前後の強酸性水溶液に溶解するパラジウムに対して、95%以上の高い吸着能を有する材料を得ることができた。この値は、化学的手法により得られた吸着材の同pH領域での吸着能(50%程度)に比べ非常に高いことから、放射線利用により高吸着性を有するバイオマス材料を創製できることがわかった。また、吸着材単位質量あたりの金の吸着量は、電子ビーム利用により約1.4倍となり、貴金属の種類だけでなく、吸着量も改善することができた。
Parajuli, D.; 広田 耕一
no journal, ,
バイオマスを利用した貴金属分離・回収技術を開発するため、杉から抽出したリグニンをパラホルムアルデヒドで架橋した後、電子ビーム照射し4級アミンで高機能化した吸着材料を用いて、貴金属に対する吸着能を調べた。その結果、0.5mMの各金属(Au, Pt, Pd, Fe, Ni, Zn, Cu, Co)を溶解した0pH5の酸性溶液において、金,プラチナ,パラジウムは90%以上の高い回収率が得られたのに対し、それ以外の金属の回収率はほぼゼロであったことから、4級アミン型の吸着材が貴金属に対して、高い吸着性と選択性を有していることがわかった。また、吸着材単位質量あたりの貴金属最大吸着量を調べた結果、1kgの吸着材に対して金で約4.0、白金で約3.8、パラジウムで約2.0molの吸着が可能であることがわかった。